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法律というのは理想に過ぎず、現実はそれを常に踏み躙っていく。
故に法に縋る人間は、現実によって殺されるだけである。
どんなに綺麗な法律に見えても結局は建前に過ぎず、絶対的なものではないからだ。
緊急避難が最もいい例だ、自己を守る為に他者を見殺しにしても構わないという行動。
法律が現実に追いつかず、特例としての抜け道を作ることで見殺しという行動を正当化したという事実。
特例というものは、簡単に言えばやむを得ないからという意味での妥協案。
縋る自体間違いであるし、救われなかった者は何も言えずに消えるしかない。
法律は、弱者の為にあるとよく聞くが、現実では弱い人間をどれだけ守れたのだろう?
救えなかった人間の方が多かった、見殺しにしたという事実の方が圧倒的だろうに。
現実は法律で支配できるほど甘くは無く、あらゆる意味で偽善でしかない。
人の為す善と書いて偽善、それが基となって作られた法律は結局何も守ってはくれない。
法律という名の建前は、これからも人を騙し続けていくだろう。
どうしようもないからと、やむを得ないからという妥協が、人の心にある限り・・・。
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